湾岸急行電鉄 車両図鑑


2000形

2002年登場


イントロダクション

2002年3月7日に誕生した2000形電車は、

当時登場から40年を迎えることとなった5000形の置換えを目的に登場した通勤型車両。

車体は7000形以来採用されてきたステンレス合金をやめ、

全面塗装のアルミ合金製車体となった。

 


概要

6両編成と4両編成の2000番台と8両固定の2050番台、10両固定の2080番台に大別される。

列車情報装置「MuTIS(ミューティス:Multiple Train Information)」を各車両に搭載、

これにより運転台から各車両の状態を把握することが出来るようになっている。

これはJR東日本の開発したTIMSや小田急電鉄のTIOSと同じシステムである。

車体は軽量のアルミ合金となり、久しぶりに全面塗装の車両となった。

室内客室扉の鴨居部分にはLCDを使用した案内表示機を2台設置。

このうち1台を文字放送広告「WankyuVision」としている点にも注目。

現在も製造が続いており、湾急の新たな主力となることは間違いないだろう。


各形式紹介

クハ2000型(Twc)…下り(小田原・葉山・七沢温泉)方制御付随客車。

クハ2000型(Tec)…上り(新橋)方制御付随客車。

デハ2000型(M2)…後述のM1車とユニットを組む中間電動客車。SIV・コンプレッサーを有する。

デハ2000型(M1)…前述のM2車とユニットを組む中間電動客車。シングルアーム式パンタグラフを2基装備。

        主制御器(1C8M)を有し自車とM2車を総括制御する。

サハ2000型(T)…中間付随車。6・8・10両編成のみに組み込まれる。

デハ2000型(M3)…1M方式の中間電動客車。6・10両編成にのみ組み込まれる。

シングルアーム式パンタグラフを2基装備。


付番法則

3000形より踏襲された方法であるが、下り側より2100、2200…と形式車号を付番していく。

2000形の場合も従来車同様、4両編成については付属編成という考え方であり、

この関係で6両編成には2100〜2600、4両編成には2700〜2000、と番号が付けられている。

 

また8両固定編成では50番台、10両固定編成では80番台が与えられ、

前者は2150〜2850、後者は2180〜2080と言う番号が付けられている。


主要諸元表

軌間 1067mm
電気方式 直流1500V・架空電車線方式
最高運転速度 120km/h
寸法 車体全長19500mm、車体幅2900mm、屋根高さ3650mm、

パンタ折り畳み高さ4120mm、台車中心間距離13800mm

自重 (Twc)25.6t、(Tec)25.4t、(M1)32.7t、(M2)32.1t、(M3)32.6t、(T)23.2t
台車形式 (M)TW-2000M、(T)TW-2000T

(ボルスタレス/短腕軸梁式、軸距2100mm)

主電動機形式 MW-02形式(170kW)、三相交流かご型誘導電動機
歯数比 1:7.07
主回路方式 VVVFインバータ制御(IGBT)
制動方式 回生併用・電気指令式

(T車遅れ込め制御)

補助電源 静止形インバータ(SIV・235kVA)
空調装置 屋上搭載・冷房58.1kW
車体構造 アルミダブルスキン(Al-DS)

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