湾岸急行電鉄 車両図鑑
6500形
1989年登場
イントロダクション
1989年6月16日に6050形の改造が終了し、
その時点での車両不足を解消する目的で作られた車両。
急行型形式では唯一、軽量ステンレス製の車体をもつ。
急行運用のほか湘南地区(新茅ヶ崎〜小田原間)では普通電車としても活躍。
概要
車体は軽量ステンレス構体で、ほぼ同時期に登場したJR東海311系や
伊豆箱根鉄道7000系と酷似している。前面はFRP製で前頭部形状は6050形のイメージを継承した。
制御方式は界磁チョッパ制御、冷房装置は急行用で初の集中式を採用。
各形式紹介
デハ6500型(M2c)…下り(小田原・葉山・七沢温泉)方制御電動客車。SIV・コンプレッサーを有する。
デハ6500型(M1)…前述のM2c車とユニットを組む中間電動客車。下枠交差式パンタグラフを2基装備。
主制御器(1C8M)を有し自車とM'c車を総括制御する。
デハ6500型(M2)…後述のM1c車とユニットを組む中間電動客車。SIV・コンプレッサーを有する。
デハ6500型(M1c)…上り(新橋)方制御電動客車。下枠交差式パンタグラフを2基装備。
主制御器(1C8M)を有する。下り海側にトイレを設置。
付番法則
3000形より踏襲された方法であるが、下り側より6100、6200と形式車号を付番していく。
しかし6500形では6000(6050)形が使用しなかった番号を使用しているため、
6500〜6800の番号が割り振られている。これは6080形でも同様の考え方である。
主要諸元表
軌間 | 1067mm | ||||
電気方式 | 直流1500V・架空電車線方式 | ||||
最高運転速度 | 120km/h | ||||
寸法 | 車体全長19500mm、車体幅2900mm、屋根高さ3650mm、 パンタ折り畳み高さ4120mm、台車中心間距離13800mm |
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自重 | (M2c)34.6t、(M1c)37.4t、(M2)34.2t、(M1)37.0t | ||||
台車形式 | TW-6500M (車体直結ボルスタ付き/シュリーレン式、軸距2100mm) |
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主電動機形式 | MW-03E形式(160kW)、三相交流誘導電動機 | ||||
歯数比 | 1:5.31 | ||||
主回路方式 | 界磁チョッパ制御 | ||||
制動方式 | 電気指令・電磁直通式・電力回生併用 | ||||
補助電源 | 静止形インバータ(SIV・170kVA) | ||||
空調装置 | 屋上搭載・冷房46.5kW | ||||
車体構造 | 軽量ステンレス(SUS) |
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