湾岸急行電鉄 車両図鑑


事業用電車

工事に検測に活躍する黄色の電車


イントロダクション

どこの鉄道にも求められるもの。それは安全・快適・安心。

列車を安全に運行するためには、常に線路などの保守、点検は欠かすことが出来ない。

一見すれば地味な仕事だが、それこそが湾急を支える要であり、

そして今日も明日も安全のため、安心のために黄色い電車は活躍しているのである。

 


デト4100・4200型

1985年2月8日登場。3000形のデハを種車にクハの前頭部を接合し改造したもの。

運転台後部をアオリ戸のついた荷台としたために形式上は電動有蓋貨車「デト」となった。

常に2両1ユニットで運行されており、構内の配給および中少量の土砂運搬、

および各駅で発生したゴミの輸送などに活躍している。

デチ4300・4400型

1986年2月15日に3000形および5000形を種車に改造して誕生したレール運搬用の電動貨車。

荷台はアオリ戸が無く、レールの積み下ろしが容易なようクレーンを設けている。

デチ・デトとも救援車両として使用可能。

デニ4000型

1981年10月1日に3000形を種車に改造した電動荷物車。

単行運転が可能なよう抵抗器などを改造している。

1986年の荷物輸送廃止後は牽引車として活躍する。

デヤ4010型

先述のデニ4000型デニ4001号を改造し、電気検測車としたもの。

観測用ドームと測定用のパンタグラフを備え、高速で走行しながら架線の状態をチェックする。

前面は切妻形状で、脱出扉を助士側にオフセットしている。牽引車としても利用可能。

クヤ4600型

2002年12月5日に誕生した軌道検測車。

デヤ4010に連結され、高速で走行しながらレールの状態をチェックする。


付番法則

4000番台が割り当てられる。

4000番台を名乗る形式については事業用車両とされているが、これは4=「シ(死)」

と読めるために「乗客の生命を運ぶ旅客用車両につけるには縁起が悪い」

という考え方からだといわれている。


主要諸元表

 

デト4100

デト4200

デチ4300

デチ4400

デニ4000

デヤ4010

クヤ4600

軌間

1067mm

電気方式

直流1500V・架空電車線方式

最高運転速度

110km/h

寸法

車体全長19500mm、車体幅2930mm、屋根高さ3650mm、

パンタ折り畳み高さ4120mm、台車中心間距離13800mm

自重

39.5t

40.8t

39.2t

40.5t

41.1t

41.5t

32.1t

台車形式

TW-1M

(ボルスタ付き・インダイレクトマウントコイルばね/ペデスタルステー式、軸距2100mm)

TW-4600XT

(ボルスタレス/円筒案内積層ゴム式、軸距2100mm)

主電動機形式

MW-3000(100kW)またはMW-5000(130kW)、直流直巻電動機

なし

歯数比

(3000形改造車)1:5.60、(5000形改造車)1:5.63

なし

主回路方式

(3000形改造車)抵抗制御

(5000形改造車)抵抗バーニア制御、直並列組み合わせ制御、弱め界磁制御

制動方式

電気指令・電磁直通式

補助電源

電動発電機(MG)

車体構造

普通鋼(ST)

アルミダブルスキン(Al-DS)


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