湾岸急行電鉄 車両図鑑
川崎市営地下鉄100系
1994年登場
イントロダクション
1995年、川崎市にも待望の地下鉄路線が開業した。
第1期線として川崎中央〜武蔵小杉間を閃光開業させることとなり、
乗り入れ先として湾急の線路が選ばれた。
この開業に合わせ登場した電車が100系である。
なお、市営地下鉄は将来的には新百合ヶ丘方面への延伸が計画されており、
実現すれば生田・新百合ヶ丘地区から横浜方面へ乗り換え無しのルートが確立する。
100系は川崎市交通局の車両であり、湾急の車両ではないが、
直通車両ということで紹介させていただく。
概要
全編成が6両固定編成で単独運用を組む。
車体は軽量アルミ合金製で、制御方式は当時最新のトレンドであったVVVFインバータ制御を採用。
側面には多摩川をイメージしたブルーのストライプが入る。
10編成の在籍で、湾急磯子台検車区に常駐するが、
これは車両基地建設の費用を抑えるためで、検査等もここで行なう。
なお2008年度には武蔵小杉〜医大前間が開業を予定しており、
この際の車両不足を補うため川崎市では更に新車を導入する予定だ。
各形式紹介
100-1型(CT2)…川崎中央(小田原・葉山・七沢温泉)方制御付随客車。
100-2型(M)…1M方式の中間電動客車。下枠交差形パンタグラフを2基装備。
主制御器(1C4M)を有する。
100-3型(T)…中間付随客車。
100-4型(M2)…後述のM1車とユニットを組む中間電動客車。SIV・コンプレッサーを有する。
100-5型(M1)…前述のM2車とユニットを組む中間電動客車。下枠交差形パンタグラフを2基装備。
主制御器(1C8M)を有し自車とM2車を総括制御する。
100-6型(CT1)…武蔵小杉(新百合ヶ丘)方制御付随客車。
付番法則
百位で形式・十位と一位で編成番号を、
ハイフンの後の数字で連結位置を示す方式。
主要諸元表
軌間 | 1067mm | ||||
電気方式 | 直流1500V・架空電車線方式 | ||||
最高運転速度 | 110km/h | ||||
寸法 | 車体全長19500mm、車体幅2800mm、屋根高さ3644mm、 パンタ折り畳み高さ4115mm、台車中心間距離13800mm |
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自重 | (CT1・CT2)32.0t、(T)30.5t、(M1・M3)36.1t、(M2)34.9t | ||||
台車形式 | (M)TK-1M、(T)TK-1T (ボルスタレス/S型ミンデン式、軸距2200mm) |
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主電動機形式 | MK-1形式(170kW)、三相かご型誘導電動機 | ||||
歯数比 | 1:6.31 | ||||
主回路方式 | VVVFインバータ制御(GTO) | ||||
制動方式 | 回生併用・電気指令式 | ||||
補助電源 | 静止形インバータ(SIV・160kVA) | ||||
空調装置 | 屋上搭載・冷房46.5kW | ||||
車体構造 | アルミ(Al) |
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