甲武電鉄13000系特急電車
特急専用車では初のVVVF車
1994年に登場した4代目特急専用車で、「パノラマライナー」の2代目。
前面展望席構造は先代の12000系から受け継がれているが、フロントバンパーとヘッドサインがなくなって全体的にスッキリした感じ。
また、編成1号車の個室もこの系列で初採用されたものであり、居住性の追及は次の15000系にも引き継がれている。
4号車のパノラマドームカーももちろん連結。
制御方式はVVVFインバータで、150kW電動機を全車両全台車に搭載したオール電動車。
パンタグラフは登場当時からシングルアーム式のものを搭載、これ以後殆んど全ての車両がシングルアームパンタに変更された。
というのも、甲武電鉄の路線は山梨県内では山の中を走るわけだから、雪でパンタが押しつぶされて動けなくなることが多かった。
だから着雪面積の少ないシングルアームパンタが採用されたわけだね。
室内はシートピッチ1100mmとゆったり、シート自体も大きめに作ってあるので大柄な人でも楽に座れるし、
モケットもベージュやブドウ色を中心に柔らかい色調で纏められているのでなかなか落ち着く。
ちなみに車体外板の派手な塗装はこの電車から採用されたらしい。
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