甲武電鉄2500系通勤型電車

初の地下鉄直通対応車輌

2500系は、1983年に控えた地下鉄千代田線(笹塚支線)の開通に先駆けて1981年に登場した。

甲武初の試みとして制御方式には界磁チョッパ制御を、信号保安装置には営団地下鉄(現・東京メトロ)で採用されていた、

CS-ATC対応の設備を搭載、室内の配色も暖色系に、側窓も一段下降式となっているなどといった点が挙げられる。

電動機出力は2000系と比べて更にパワーアップ、勾配突破性能のみならず地下鉄線内での牽引性能を持たすべく、

当時の甲武では最大級の出力を誇る135kWの複巻電動機を採用している。

 

さてこの2500系が登場する10年前には小田急電鉄が9000形を登場させているが、

甲武2500系の顔を見くらべてみると、なるほど少し似ている。

それもそのはずでこの2500系、東急車輛が前面デザインを担当したのだから似ているのも頷けるかもしれない。

この前面スタイルは後の5050系や3000系へ、少しずつ形を変えてはいるが継承されている。

また先ほど述べたとおり一段下降窓の採用と戸袋窓がついたこと、暖色系の配色をしたことで室内はグッと明るい印象になった。

 

登場から既に20年以上が経過し、7000系の登場で地下鉄直通運用からは退いているものの、

制御装置がVVVF化されたり、バリアフリー対応工事が行なわれたリニューアル車も登場して今もなお全車が現役だ。

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