甲武電鉄デキ4500形電気機関車

甲武の貨物を支えた茶色の電機

1952年に登場した三菱重工製の45tデッキつき箱型機で、大井川鐵道E10形、神戸電鉄700形とは同型機。

車体は当時の三菱製電機の特徴であった角張ったものであり、屋上のガーランド式ベンチレーターが特徴。

主電動機は150kWで、山岳区間でも250t級の列車を軽々と起動するほどのパワーの持ち主である。

勾配区間に対応すべく発電ブレーキを搭載しているのも特徴であった。

多摩川や笛吹川などから採取される砂利をはじめ、各種貨物列車の先頭に立って活躍を続けたが、

貨物輸送廃止と共にその出番は減り、最盛期は8両の大所帯であったこの機関車も今となってはたったの2両が残存するのみ。

機関車自体も老朽化が進んでおり、部品確保が難しいためいつまで見られるかは判らないが、

ぜひとも末永い活躍を祈りたいところ。

 

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