湾岸急行電鉄 車両図鑑
LE100形
1985年登場・2001年8両編成化
イントロダクション
1985年5月1日にデビュー。
特急の増発に備えて投入され、シャープな前頭部と大きな側窓は、
たちまち観光客の話題をさらった。「デラックスワイドカー」の愛称がある。
概要
車体はLE0形に比べると眺望性を重視した構造となっており、
側窓の面積が拡大されているほか、前面形状は大型曲面ガラスを使用して、
前方向への展望ができるようになっている。
このコンセプトは後継のLE200形では残念ながら採用されなかったが、
2001年登場のLE300形では再び前面展望構造となっている。
登場当初は全車両電動車形式の「デハ」の6両固定編成であったが、
2001年にサハ2両を新製し編成中に組み込み、8両編成とした。
各形式紹介
デハLE100-1型(Mc1)…1号車。下り方制御電動客車。
トイレ設備を有する。
デハLE100-2型(M1)…2号車。中間電動客車で制御装置(1C8M)を搭載。
下り方にパンタグラフを装備。
サハLE100-3型(T1)…3号車。2001年の8連化のさいに新造された車両で、
車体構造はLE300形に準じる。外観上では側窓形状が異なるので判別しやすい。
トイレ設備を有する。
デハLE100-4型(M2)…4号車。中間電動客車で、6連時代は3号車に連結されデハLE100-3型を名乗っていた。
下り方にパンタグラフを装備。トイレ設備を有する。
デハLE100-5型(M3)…5号車。中間電動客車で、6連時代は4号車に連結されデハLE100-4型を名乗っていた。
車販コーナーを下り方に設置。
サハLE100-6型(T2)…6号車。2001年の8連化のさいに新造された車両。
デハLE100-7型(M4)…7号車。室内設備はデハLE100-4型と同一。
下り方にパンタグラフを装備。
デハLE100-8型(Mc2)…8号車。上り側制御電動客車。
付番法則
本形式より踏襲される方法である。
まず特急用形式であることを示すLEの後に形式と編成番号を示す3桁の数字を振り、
ハイフンの後に続けて連結位置の番号を下り側から振っていく。
すなわち下り方からLE101-1、LE101-2…となるわけである。
主要諸元表
軌間 | 1067mm | ||||
電気方式 | 直流1500V・架空電車線方式 | ||||
最高運転速度 | 120km/h | ||||
寸法 | 車体全長19500mm(先頭車21250mm)、車体幅2900mm、屋根高さ4080mm、 パンタ折り畳み高さ4120mm、台車中心間距離13800mm |
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自重 | (Mc1)37.6t、(Mc2)37.3t、(M1/M4)40.1t、(M2)39.8t、(M3)39.1t、(T1)32.4t、(T2)32.1t | ||||
台車形式 | (M)TW-100LM (車体直結ボルスタ付き・タイアフラム空気ばね/シュリーレン式、軸距2100mm) (T)TW-150LT (ボルスタレス(車体直結ヨーダンパ付き)/短腕軸梁式、軸距2300mm) |
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主電動機形式 | MW-85L形式(130kW)、直流複巻電動機 | ||||
歯数比 | 1:4.21 | ||||
主回路方式 | 界磁チョッパ制御 | ||||
制動方式 | 電気指令・電磁直通式・電力回生ブレーキ併用 (T台車遅れ込め制御) |
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補助電源 | 電動発電機(MG)(T1、T2:静止形インバータ130kVA) | ||||
空調装置 | 屋上搭載・冷房22.1kWx2 (T1、T2:24.6kW×2) | ||||
車体構造 | Mc1、M1、M2、M3、M4、Mc2:普通鋼(ST)・T1、T2:アルミ(Al) |
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