駿遠急行・一般通勤車
500系
(モハ500-クハ550)
1958年登場。特急から普通まで幅広くこなせる万能車として登場。
足周りはコスト削減のため旧品を流用し、車体のみを新造した旧性能車両。
18mクラス・湘南型前面のスタイルが特徴で、
室内は当初ロングシートだったが、増備途中からセミクロスシートに変わった。
が、1960年代に入ると静岡・浜松は急速に都市化が進み人口が急増。
さらに700系を筆頭に高性能電車の大量投入が進んだため、
徐々に活躍の場を失った。
残存した編成は中央に扉を新設して3扉化が行なわれたものの、
1980年代後半になると高性能化が一気に進み、
ついに1996年のさよなら運転を最後に姿を消したのであった。
当時はまだ駿急にもカネが無かったんだよ、何せ戦後の混乱期から立ち直ろうとしたばっかりだったからね。
だから旧型国電の払い下げとかがたくさん走っていたわけだ。
で、ようやく会社が立ち直り始めた頃に登場した500系は、
足回りこそ吊り掛けの旧型なんだけども車体はピカピカでスマートで、
当時走ってた国鉄の湘南電車のライバルみたいだったね。
ただドアが2つしかないから都市化の波についていけなくなって3扉になったわけだけど、
特にもと片開き車両はいかにも『ムリヤリドアつけましたよ』って感じで好きだったなぁ。
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