駿遠急行・一般通勤車

700系

(モハ700-クハ750)

1966年登場。駿急初の高性能通勤電車。

車体は1961年に登場した600型とほぼ同じ18mクラスであるが、

車体の裾絞りが無くなり、切り立ったサイドで登場している。

2両編成を適宜併結し、おもに静岡・浜松地区の通勤輸送に活躍したが、

後輩の3000系に押されて1999年には当時最新鋭の6000系に置き換えられ形式消滅。

ちなみに廃車が始まったのは1986年からで、最初に3本が福井鉄道に転出、続いて加越急行に3本が、

富士川電鉄に5本が譲渡されているが、いずれも廃車が進んでおり楽観は出来ないのが現状である。

初のカルダン車ということもあって、静かな走行音は瞬く間に人気になった。間違いなく。

当時の急行とか特急はうるさい吊り掛け車ばっかりだったから、

「なんで急行にこんないい電車を入れないんだろうね」とも皮肉られていたらしい。

結局特急の新性能化は1967年の900系を待たねばならんかったんだけども、

700系の残した足跡はそういった意味では大きいと思うね。

ちなみにこの電車は生粋の駿急生まれ、長沼と袋井でトンテン作り上げたそうな。

でもこの車体に白帯はちょっと…似合わないような。

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