駿遠急行・一般通勤車
モハ800型
(モハ800[奇]-モハ800[偶])
1967年登場。初の高性能車700系とほぼ同じ車体を持ちながら、
実は国鉄からやってきた電車の部品を使って車体更新した車両である。
このため駆動方式は吊り掛け方式、いわゆる旧性能車であった。
そのせいか引退した時期は早く、1983年には廃車されてうち1編成は日立電鉄へと渡る結果となった。
が、2005年に日立電鉄が廃止されて(!)あわれ、還らぬ電車となったのでありました…。
当時は「700系=新車」という刷り込みが強かったこともあって、
この800系についても「新車」というイメージがあったに違いない。
しかし足回りが吊り掛けなモンだから、
音はうるさいガタガタ揺れる、おまけに足は遅いの三拍子。
結局、「偽新車」なる汚名を着せられてしまった哀しい電車。
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