駿遠急行・電気機関車
ED28型
もともとはイギリス・EE社製の豊川鉄道デキ51で、国鉄買収後にED28型2号機となり、
1960年に国鉄を離れ駿急に入線した。ただ1両のみ在籍する古典電機。
当時は国鉄では新型電機を大量に生産していたことと、
高度成長期にあわせ駿急でも貨物需要が高まっていたため機関車が不足していたが、
当時の駿急はまだ復興期にあたり、車両を新造する余裕があまりなかったことからで、
いわば「急場しのぎ」で投入された機関車であると言っても過言ではない。
結局のところ出力不足によって1970年には後継のED30型に貨物輸送の花形を譲り、
ED28はおもに藤枝工場構内のスイッチャーとして活躍する結果となった。
とはいえ、90年以上も前の機関車が現役で活躍しているというだけあって、
駿急ファンのみならず電気機関車愛好家の間でも人気の高い車両である。
が、流石に部品の調達が難しいとあって、駿急側は新たに入替用の機械を導入するかどうかを検討しており、
今後の行く末が心配される。
上のイラストは1991年ごろのもので、700系を入替中のED282。
ED28の魅力と言えば、なんと言ってもその小ぶりな車体に、
台車に直接くっついた連結器。
なんとこの機関車、全長8.9mくらいしかない車両なのだ!
こんな小さい機関車が藤枝工場で自分の倍以上のデカさはある電車を引っ張ってるもんだから、
沿線のファンからは働きアリとかアリンコとか呼ばれてるようだ。
まぁ言われてみればそんな気もするわな。
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